No bacon, no gain

Masaru Sato
TOKYO VALLEY FAIR
Published in
3 min readJan 20, 2017

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ボブ・マーリーではない。自分の話である。増えた、体重が。

知ってはいた。米国に行けば体重が増える、風が吹けば桶屋が儲かる、ということくらい中学の教科書にも太字で書いてある。なにをいまさら、である。

体重計(特に体組成計)は自分が運動などを頑張っている時と、あ、ほんとにまずいかも、という時に乗る乗り物であって、その中間(ちょっと最近不健康な気がするけどまあ、まだ大丈夫かな)の時にはなかなかそのタニタに乗るモチベーションが湧かないものである。むしろ目のつかないところに隠してしまうものである。

なぜ米国で太るのか。

  1. 寛容な文化
  2. 車社会
  3. チーズとベーコン

こんなところであろうか。

寛容な文化

米国、特にカリフォルニアは良くも悪くも寛容である(もしくは無関心)。肌の色、人種、言葉の訛り、身体的もしくは精神的な状態、性、食、体型。もっとあるが、それらに対する多様性がとても尊重されている文化がある。

No one judges you by something something

だれがなに食べてようが、だれもなにも言わないし、だれがどんな体型だろうが、だれもなにも言わないので、なんとなくぬるま湯に浸かりがちになってしまう傾向にある。

車社会

万歩計。一日一万歩は歩きましょう、というこの日本の歩数計。悲しいかなここでは一万歩は夢である。(たぶんサンフランシスコで一万歩は結構かんたんかもしれない)

東京で一日一万歩いったら、あ、今日も頑張った、よしよし。となるのだが、ここでは牛乳を買うにも卵を買うにもとにかく車である。歩数は著しく少ない。日常生活で 5,000 歩いったら、あ、ワタシ意外と頑張った、である。

もっと想像しやすいように説明すると、渋谷駅から原宿駅まで歩くのはまあ東京人であれば普通である。だいたい 1,100 歩くらいで行ける。往復 2,200 歩。歩道はあるし横道に入ればお店もある。その距離感だとここでは基本、車である。歩道があってもほぼだれも歩いていないし路地に入ると素敵なパン屋さんが、みたいなことはほぼ、ない。悲しい。だいたいほぼすべての移動は車である。

運動しなければカロリーを消費しないので貯蓄するだけである。ここシリコンバレーでお金の貯蓄をするのは困難であるが、カロリーの貯蓄はイージーモードで FF をプレイするようなものである。

チーズとベーコン

諸悪の根源。

健康的という意味では結構ディストピア感が漂っているここシリコンバレーではあるが、ジムに行ったり外を走ったり山に登ったり、と、そのあなたが食べたチーズとベーコンを消費できるだけの環境は整っている。ベジタリアンメニューも整っている(が、これはまた別の問題があるのでまた今度)

息切れしてるのでは、というご指摘をいただくがそう捉えていただいてまったく問題ない。

次はもっと人様の、自分の、家族の、役に立つような記事を書き残したいものである。

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